HEARING DOGS for DEAF PEOPLE

 英国での聴導犬協会発足のきっかけは,ワシントン大学のディーン獣医科大学の学部長であるレオ・ビュースタットが行った講演(1979年)でした。ビュースタットは動物が人間に及ぼす健康への効果を強調したコンパニオン・アニマル研究の父ともいえる存在です。彼が英国に紹介した聴導犬によって,獣医師であり,動物行動学者でもあるブルース・フォーグルと,ロイヤル・ナショナル聴覚障害者協会のレディ・ライトによって,英国社会に聴導犬の必要性が広報され,テレビ局や新聞社など聴導犬を支援する団体などの経済的な援助により訓練の試行が行われることになりました。1982年には,クラフト展で一般への聴導犬のデモンストレーションを実施。その後の賛同者からの寄金によって1982年から正式の団体活動を開始しました。
                        :日本聴導犬協会「聴導犬の歴史」より抜粋
英国聴導犬協会の門扉と花 門扉
Hearing Dogs for Deaf Peopleの門
扉です
本来,3月のこの時期は寒いのです
が,行っている間中お天気に恵まれ
暖かく花も色々な種類が咲いていま
した。
A.ブラントさんとS.スティーブンスさん 27エーカー(約10.9ha)の16世紀
グランジ(ファームの名前)を購入。
建物が重要文化財なので外側は手
をつけず,内側を宿泊施設,犬舎,
スタッフの部屋などに改築し,2年後
の2002年に新しい英国聴導犬協会
がスタートする予定です。

※写真は
A・ブラント氏と
S・スティーブンソンさん
犬舎の模型 新しい聴導犬協会の完成モデルです
この模型は,犬舎です。
今まで見てきた犬舎に,一段と明る
さがプラスされています。

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